公開日:2026年03月05日
共有持分とは、1つの不動産を複数人で共同所有している場合の、各共有者が持つ所有権の割合のことです。例えば、兄弟3人で相続した実家の場合、各人が3分の1ずつの共有持分を持つことになります。
共有持分は「物理的に分割された部分」ではなく、不動産全体に対する「権利の割合」を指します。つまり、3分の1の持分を持っていても、家の3分の1だけを使えるわけではありません。
共有持分の問題を放置すると、以下のようなリスクが生じます。
| 方法 | 同意 | 相場 | 期間 |
|---|---|---|---|
| 他の共有者に売却 | 不要 | 80〜100% | 交渉次第 |
| 全員で一括売却 | 全員必要 | 100% | 3ヶ月〜 |
| 買取業者に売却 | 不要 | 50〜70% | 最短3日 |
| 共有物分割請求 | 不要 | 60〜80% | 6ヶ月〜 |
4つの方法の中で、最もスピーディーかつ確実なのが「買取業者への売却」です。他の共有者の同意が不要で、最短3日で現金化できるため、早急に持分を手放したい方に適しています。
一般的な不動産仲介では買い手が見つかりにくい共有持分も、専門の買取業者であれば迅速に対応できます。これは、業者が買い取った後に他の共有者との交渉や共有物分割請求などを自ら行うノウハウを持っているためです。
他の共有者に買い取ってもらえれば、相場に近い価格で売却できる可能性が最も高くなります。ただし、以下の点に注意が必要です。
共有持分の査定額は業者によって大きく異なります。一般的に不動産全体の時価×持分割合の50〜70%が相場ですが、以下の要素で変動します。
最低でも3社以上から査定を取り、比較検討することをおすすめします。当サイトのランキングで共有持分に対応した買取業者を比較できます。
買取業者に共有持分を売却する場合、一般的に以下の流れで手続きが進みます。
査定申込みから決済まで、最短で1週間程度で完了するケースもあります。ただし、物件の状況や権利関係の複雑さによっては1ヶ月以上かかることもあります。
共有持分を売却した場合も、通常の不動産売却と同様に税金が発生します。
なお、マイホームの共有持分を売却する場合は「3,000万円特別控除」が適用できる可能性があります。詳しくは共有持分の売却にかかる税金をご覧ください。
買取業者への売却では広告を出さないため近隣には知られません。ただし登記変更により他の共有者には把握される可能性があります。事前に業者に相談し、他の共有者への通知タイミングや方法について確認しておくことをおすすめします。
不動産全体の時価×持分割合の50〜70%程度です。共有者との関係調整リスクが価格に反映されるためです。ただし、物件の立地や持分割合によって変動するため、必ず複数社で査定を比較しましょう。
はい、完全に合法です。民法では、各共有者は自分の持分を自由に処分(売却・贈与など)できると定められています(民法第206条)。他の共有者の同意は不要です。
法律上、共有持分の売却に他の共有者の同意は不要です。反対されても売却手続きを進めることができます。ただし、トラブルを避けるため、事前に説明しておくことが望ましい場合もあります。
買取業者への売却であれば最短3日〜1週間程度です。ただし、権利関係が複雑な場合や、相続登記が未了の場合はさらに時間がかかることがあります。
共有持分の売却は、一般的な不動産売却と比べて買い手が見つかりにくいという特性があります。しかし、共有持分専門の買取業者を利用すれば、他の共有者の同意なしにスピーディーに現金化することが可能です。
業者選びでは、実績・弁護士連携・査定の透明性を重視し、最低3社以上で査定を比較することが重要です。まずは無料査定から始めて、自分の持分がいくらになるのかを把握しましょう。
50代男性|相続で共有持分を売却
「父の実家を兄弟3人で相続しましたが、誰も住む予定がなく維持費だけがかかる状態でした。兄弟間で意見がまとまらず、自分の持分だけを買取業者に売却。全体価格の60%程度でしたが、固定資産税の負担から解放されて気持ちが楽になりました。」
40代女性|離婚で共有名義を解消
「元夫と共有名義のマンションがあり、離婚後も名義変更できずに困っていました。買取業者に相談したところ、1週間で持分を買い取ってもらえました。弁護士との連携もしっかりしていて安心できました。」
※個人の感想であり、全ての方に同様の結果を保証するものではありません。