任意売却の流れと注意点

公開日:2026年2月28日

住宅ローンの返済が困難になったとき、「任意売却」という方法で自宅を売却できます。競売よりも高い価格で売却でき、プライバシーも守られるメリットがあります。この記事では、任意売却の仕組み・手続きの流れ・メリットとデメリット・注意点を詳しく解説します。

任意売却とは?競売との違い

任意売却とは、住宅ローンの返済が困難になった場合に、金融機関(債権者)の同意を得て、ローン残高以下の価格でも不動産を売却できる方法です。

競売との比較

  • 売却価格 — 任意売却:市場価格の80〜90% / 競売:市場価格の50〜70%
  • プライバシー — 任意売却:通常の売却と同じ / 競売:裁判所の公告で住所・物件が公開される
  • 退去時期 — 任意売却:交渉で調整可能 / 競売:強制退去のリスクあり
  • 引越し費用 — 任意売却:債権者との交渉で引越し代を確保できる場合あり / 競売:自己負担
  • 残債の返済 — 任意売却:分割返済の交渉が可能 / 競売:一括返済を求められることが多い

任意売却の手続きの流れ

ステップ1:専門業者に相談

任意売却に対応できる不動産業者に相談します。一般の不動産会社では対応できないケースが多いため、任意売却の実績がある業者を選ぶことが重要です。

ステップ2:物件の査定

業者が物件を査定し、売却可能な価格を算出します。この査定額をもとに、金融機関との交渉を行います。

ステップ3:金融機関との交渉

業者が債権者(金融機関)に任意売却の申し出を行い、売却価格・残債の処理方法について交渉します。金融機関が同意すれば、任意売却が成立します。

ステップ4:売却活動

通常の不動産売却と同じように、買主を探して売買契約を締結します。買取業者への売却であれば、この期間を大幅に短縮できます。

ステップ5:決済・引渡し

売買代金から仲介手数料・登記費用・滞納税などが控除され、残りが金融機関への返済に充てられます。不足分(残債)については、分割返済の交渉が行われます。

任意売却のメリット

  • 競売より高い価格で売却できる — 市場価格に近い価格で売却が可能
  • プライバシーが守られる — 近隣に知られずに売却できる
  • 引越し費用を確保できる場合がある — 債権者との交渉で10〜30万円程度の引越し代を確保
  • 残債の分割返済が可能 — 月々数千円〜数万円の返済に交渉できるケースが多い
  • 精神的な負担が軽い — 自分の意思で売却できるため、競売のような強制感がない

任意売却のデメリットと注意点

  • 信用情報に傷がつく — ローンの滞納が前提のため、いわゆる「ブラックリスト」に登録される
  • 金融機関の同意が必要 — 債権者が同意しなければ任意売却はできない
  • 時間制限がある — 競売の開札日までに売却を完了する必要がある
  • 連帯保証人の同意も必要 — 連帯保証人がいる場合はその同意も必要
  • 業者選びが重要 — 悪質な業者に依頼すると、不当に安い価格で売却されるリスクがある

任意売却を成功させるポイント

  • 早めに相談する — ローン滞納が始まったら(できれば滞納前に)すぐに専門業者に相談
  • 実績のある業者を選ぶ — 任意売却の成約実績・金融機関との交渉力を確認
  • 複数業者に相談する — 1社だけでなく複数社に相談して比較する
  • 弁護士にも相談する — 債務整理と合わせて検討する場合は法律の専門家にも相談

まとめ

任意売却は、住宅ローンの返済が困難になった場合の有効な解決策です。競売よりも高い価格で売却でき、残債の分割返済も交渉可能です。ただし、時間制限があるため早めの相談が不可欠です。当サイトのランキングから任意売却にも対応している買取業者を探し、まずは無料相談から始めましょう。

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